2010.02.09
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フルクラムのクランクとマヴィックホイールのベアリング打ち替え,ブレーキの不調直しのご依頼。ベアリングは全部セラミックベアリングを投入します!
クランクは抜くのも入れるのも専用の工具が必要となります。抜く方は又特注で作って貰いました。専用で売っているのより調子いいんです!
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抜き替えてクランクのセンターボルトを締め付けます、ココもトルクが高い所なのでトルクレンチの出番です!
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マヴィックのホイールもセラミックベアリングをインストール。ベアリングを抜く時に気をつけるのは真っ直ぐ抜く事。
斜めに抜くとハウジングを痛めます。この工具も自分で考え作って貰いました(笑)!楽に真っ直ぐ抜くことが出来ます。
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この工具も特注です、「なぜわざわざ作るの?」と言う事ですが、この2カ所のベアリングは小さめのベアリングを使っていて、何十本も引き抜いていたら市販の引き抜き工具の爪が壊れてしまったからなのです。
特注工具はほぼガタが無い様作って貰いましたので、仕事が早く、確実に真っ直ぐ打ち抜くことが出来ます!
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こんな感じ!便利でしょ!でも普通の人はこんな工具必要じゃないですね(笑)!
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全部抜き終わって、セラミックベアリングをインストール。
圧入する時はベアリングの外側だけを押し込む様加工して貰っています。ベアリングに負担をかけない為です。
セラミックベアリングを叩いて入れるなんてしたくありません、専用治具で圧入です!
ベアリングにはゴミや水分が入り難い様、耐水性の高いグリスを塗ってからインストールします。

今回グレード3のセラミックベアリングを圧入しました。
グレード3とは(3/1,000,000 inchの真球率)というベアリング、内、外側のボールレースをマグネタイトという処理をする事により、ステンレスより錆びにくくなり、丈夫になるという事です。
シマノやカンパのスチールボールは 25/1,000,000 inchという真球率なので、グレード3は約8倍の真球率。
昨年のツールではアスタナチームが使用、もちろんコンタドール選手、アームストロング選手も使っていたそうです。
手で回しただけで軽くなったのが判ります。
マヴィック得意です!セラミックチューンもお任せ!補修部品もある程度持っていますので、何でもお任せ下さい!
by bike-quest | 2010-02-09 23:12
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