本日3組の方が変速調整して下さいとお持ち込み頂いた。
買って頂いて乗って頂くと最初のうちはワイヤーの伸びが出やすいため、変速がズレる事が多いのです。
ですので、ワイヤーの伸びた分を引っ張ってやれば直るんですね。
しかし今回3台ともワイヤーの伸びだけでは直りませんでした。
何が原因かと言うと変速機を取り付けているフレーム側のエンドの曲がりなのです。
皆さんお聞きすると転倒した事があるとの事。
転倒したとき、変速機を当てて内側に曲がっていたのですね。これを修正する事により、変速機が真っ直ぐ取り付け出来るのです。曲がってると最悪変速機が車輪に巻き込まれ大変なことになります。
これを確認するには専用工具があります。変速機を外してこの専用工具を取り付けます。
出ているアームで上側

下側のずれを見ます

上と下ではこれほどズレています。
もう一点、後ろ側も確認しています(前後のずれも見ます)
この工具で曲げて(力技(笑))修正します。酷いとエンドが折れる事も!
修正後の上側

修正後の下側
もちろんもう一点、後ろ側も確認しています(前後のずれです)
11速になってから、シビアになっています。ちょっとズレても変速に違和感があります。
変速調整して調子が悪い時は確認してもらうと良いですよ!
変速機に付いているHとLの表示のあるネジは触らないようにして下さい。
このネジは一番小さいギヤ(H)と一番大きいギヤ(L)の位置を気める為の物。途中の変速には何も関係しません。結構いじって酷くなる事があります。
特にL側のネジを緩めるとスポーク側に落ち、変速機、ホイールが駄目になっちゃう事も!
自分だとHとLのネジは最終1/8以下の調整迄追い込みます。
ここを大きく調整しなくちゃいけない時はエンドの曲がりを疑って下さい!
専用工具を持っている自転車屋さんに持ち込みましょう!