女性の方がブレーキが効かないんですけど?とご来店いただいた。
クロスバイクについているVブレーキが動かないというかリムに擦ったまま。
ワイヤーが固着しているようだ。

外してみると中のワイヤーが錆びて動かない。これじゃ効くわけないですね!
最初にきちんと手を入れておけばこんなにならなかったはず。
修理する時も新車と同じように!
まずはブレーキアウターを長さを合わせて切ります。切り口はこんな感じ。

切り口をヤスリでまっすぐに仕上げます

その後千枚通しでワイヤーを通る穴をまんまるに!
ワイヤーの長さも重要です。フロント周りの距離の長いところはいいんですがリアのタイトなところは特にスムースに通るように長さの調整をします。
ちょっと小物を入れ替えてスムースに動くようにする事もあります。
ちょっとした長さの調整だけで引きの軽さが違うんですね!
そこからワイヤーを通して仕上げるんですが、ワイヤーにはきちんとグリスを塗って通します。
グリスもテフロンとかシリコン系の柔らかいもの。
機械系の硬いグリス使うとかえって動きが悪くなったり、古くなると固まってくるグリスもあるんですね。
ブレーキレバー引く時に重かったり、ゴリしたりしたりするのは嫌ですね。
ちょっと手を入れるだけで長期間気持ちよく使って頂けます。