鈴鹿、乗鞍が近いので、バイクを持ってきてくれる方が多い。
ワイヤーが切れたとお盆前に持ってきていただいたバイク、レバーパットがちょっとネチャっと劣化している感じ。やっと本日レバーパットの替えがきたので最後まで仕上げる。
フロントのワイヤーの引きが重いとのご相談。
最近のカーボンフレームのワイヤーの通し方の典型的なモデル。
BB後ろ側のフレームの中を通ってます。
これが結構な曲者で、走っているとゴミ、雨の日なら泥水が直接かかってしまうのですね。それがワイヤーを伝い穴の中にゴミや砂などが噛んで動かなくなることがありました。
ですので自分が組むときは上の画像の様に極力樹脂のガイドライナーを入れ、組み上げます。
たまに細くなっていて入らないものもあるので、ちょいと加工してでもなんとか入れるように頑張ります。
でもこれだけじゃ不十分、ワイヤーを伝ってライナーの中に砂等のゴミが溜まります。
ですのでこんな感じで上から水が入りにくいように傘型にカバーを被せます。
自分の組み方では、BB下のガイドライナーは入れないことが多いです。
位置的に一番下になるので、もしゴミ等が入ると取れなくなります。
(内蔵ワイヤーの場合は水を被らないので入れることが多いです)
自分で組んだバイクだけではなく、他店で組み上げた色々なバイクの修理、調整をしているので、「こうならないように組むには」をいつも考えています。
ここで仕上げて貰って良かったと言われるよう頑張ります!