2016.09.10「SUS21」
パラリンピックの自転車の解説をされるお客様。
ご自身も左手がバイクの事故で麻痺。
今度東北の自転車イベントに参加されるとのことで整備に来ていただいた。

サスペンションは懐かしの「SUS21」、
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このサスペンションには思い入れがあり、自分が20年以上前にメカニックで帯同したアメリカ大陸自転車横断レース「RAAM」で桜井要さんが装着して4686kmを走りきりました。
優勝者は1日600km程を毎日走り、9日を切ってゴールするという、すざましいレースです!
桜井さんは毎日約450km,11日でゴールしました。
僕が帯同した翌年、1996年のレースのHPが残っています。

このサスペンションの他にも片手で前後のブレーキが効くように加工したり
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フロントの変速レバーの取り付け位置を変更したり、片手で乗れるように色々手が入っています。でも変速はDi2が良いよ〜〜とセールスしておきました!

昔はこんな物も作ったな!!
義肢の方はどうしても可動範囲が狭くなるので、どれくらいのクランクの長さが良いか確かめてもらう為に、ペダルの取り付け穴を沢山開けて貰いました。
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当時は情報がなかったので障害がある方のバイク、色々苦労して仕上げたな!!

by bike-quest | 2016-09-10 23:17
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