2018,01.29「OH続き&新車組立」
OHの続き。

ワイヤーは全部取替、最初はこんな流れだったのが、、、。
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張り直してこんな感じ。
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スムースに流れるように長さを決める。
交換した、上の画像の外したアウターワイヤーはやはり切りっ放し。
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長さも気にせず組み立てろ位だからな、、、、。
ココを平らにやすりがけするだけでも引の軽さが変わります。

ワイヤーの長さって、結構大事なんです。
如何に引きを軽くするかを考え、ワイヤーの取り回しを考える。
他にも、、、
如何に長い時間引きを軽くするには?を考える。
如何にワイヤーの中に水や砂が入らない様にを考える。

組立した時には軽い引きも、ちょっと乗ったら????という事も。

結局はトライアンドエラーなんです。
沢山の組立、修理をしていると色々な状況で、今度はこう組めばもっと良くなるとか、こう組めば壊れにくいと言う沢山の引き出しが増えるんですね!

特にプロチームの場合は選手のバイクは毎日水洗いするので、如何に水がワイヤーの中に入らないようにする事を考え組み上げます。

今日も選手の方からの依頼で組立が入ったので作業しかけたのですが、このフレーム、自分的にはいけてないワイヤーの取り回しというかコレじゃいかんだろう、、、、。
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フロント変速機のワイヤー、5センチ位フレームの中を通ります。
突っ込んであるのは1.5mmのアーレンキードライバー、ギリギリ通りました、細過ぎる、、、、。
もっと太い穴開けとけよ!!!

ココって、タイヤの跳ねた水がいつも直撃する所なので、ワイヤーを伝って穴に砂が詰まり、引きが重くなることが多いんです。
以前、修理で入ったバイク、砂が詰まってワイヤーが動かなくなり変速しなくなった事も。

この時は大変で、なにも気にせずギュッと引っぱってワイヤーを抜いてしまったのがいけなかった、、、、。
次にワイヤーを入れようとしたら細くなっていて入らない、、、、。
リカバリー出来て良かったですが、ちょっとビビりました、、、、。

と言う時のリカバリーの技もやればやるほど上手くなる(笑)、って上手くなればリカバリーしなくても良いように外せるはずですね、ほんと毎日毎日勉強です。

さあ、今回はどんなふうに手を入れようかな?

by bike-quest | 2018-01-29 23:42
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