1980年代のブリヂストンのオールアルミ、ラグ接着のロードレーサー「レイダック」の修理を承った。
ホイールは当時のまま、リムはウオルバー、勿論タイヤはチューブラータイヤ。
クイックの締め方間違ってます、、、、、。
チューブラータイヤはリムセメントという糊でタイヤをリムに貼り付けるのです。
パンクすると交換しなくちゃいけないので結構コストが掛かる。
両方とも交換するなら、現在では主流のクリンチャータイヤを使えるように交換するのが良いのではとご提案。
でもこの頃のリアのロックナット寸法(エンド内側の幅)は126mm。
今はご存知の通り130mmです。
ハブはそのままで、リムを組み替えるか。ホイールごと変えるか?
でも前者の方がなぜか安くできるんです。
ちょっとムリしてはめるときに広げて入れちゃうか??
色々お話して、今回はチューブラータイヤに交換する事に。
修理用のお安いタイヤも常時2〜3本は在庫するようにしています。
まずはタイヤの裏側にリムセメントを塗って乾かしておく。
この後リムにしっかりリムセメントを塗り半乾きまで待って貼り付けます。
タイヤは外れにくいようにリムの外径より大分小さく作ってあるので、引っ張りながら貼り付けるのですが、タイヤの横を汚さない様に貼り付けるのは本当大変です。
市販車では殆ど使われる事のないタイプのタイヤですが、未だレース界では主流のタイヤ。
前回行った、宇都宮のジャパンカップレースで、新人メカが何度も練習させられていました。